子供のスマホにLINEを登録して使わせているけど、見せたくない情報が入っているかもしれないので、心配だわ。
知らない人と連絡していたり、有害な情報を手に入れたりすることができるので、ちょっと困りますよね。
子供のスマホにLINEを登録して使っている人も多いと思います。
このLINEには、有害なサイトをブロックする機能であるフィルタリングサービスが機能しない場合がほとんどです。
それは怖いわね~。有害サイト以外にも危険はあるの?
色々あるよ。知ってて使うのと、知らずに使うのでは大きく違うので、今回はその危険性や対応方法をお伝えします。
- LINEに潜む危険性
- フィルタリングアプリが効かない理由
- LINEの危険性を下げる方法
- LINEの内容を監視する方法
子供のスマホにLINEは必要なのか?
お友達と連絡が取りたいの、スマホを買ってくれない?
いいよ!連絡を取るならLINEも登録しなきゃね。って感じで子供にスマホを買ってあげた人は多いのではないでしょうか。
親が子供にスマホを買い与えるときに、多くの人が「友達と連絡が取りたい」といった理由に購入したことでしょう。
そもそも、スマホをメッセージのやり取りとして使っている子供の割合は
小学生高学年 | 46.4% |
中学生 | 79.4% |
高校生 | 85.9% |
内閣府の調査では、小学生で約半数、中学生以上になれば、ほとんどの場合で、何かしらのメッセージやり取りをしているとの調査結果がありました。
普段の生活を考えるとほとんどがLINEを登録して使っていることでしょう。
親としては子供とすぐに連絡が取れる、メッセージのやり取りができることはとても嬉しいことね。
そうですね。利便性の高さから使われることが多いのがLINEですね。
実際に、親が子供にスマホを持たせる時の理由として
何かあった時の連絡先として、電話番号はもちろんですが、LINEであれば気軽に用件を伝えることができるので、連絡がスムーズに取れるようになります。
娘が小学校の低学年でも親のスマホを使ってLINEを触っていたので、十分使えるでしょう。
子供にLINEを使わせるのは何が危険なのか
子供用にLINEを導入したとして、一体何が危険なのでしょうか?
LINEってそんなに危険なの?
使い方を間違えれば、知らない人と繋がったり、知り合いが投稿した内容が流れてきたり、色々な面で危険な場面があります。
簡単にまとめていくと以下のことが挙げられます。
VOOM(タイムライン)に様々な情報が流れてくる
VOOM(旧タイムライン)では、友達となった人の投稿した内容が順に表示されていきます。
この時に、表示される内容に関しては、フィルタリングが適用されず、投稿内容をそのまま閲覧する事ができます。もちろん、子供にとって過激な内容も含まれており、そのままVOOM上に表示されて、閲覧してしまうこともあり得ます。
また、簡単に友達になれる「公式アカウント」やVOOM上でフォローするといった機能によって、知り合い以外の情報を得ることもできます。
その中には有害サイトへの誘導や、過激な広告があるなど危険があります。
知らない相手とコンタクトを取る可能性が⁉
LINEの友達追加機能では
「公式アカウント」として表示されているアカウントだけでなく、友達かもと表示されるアカウントと友達になれる機能があります。
通常のアカウントであれば問題はありませんが、悪意を持って近づくアカウントがあることも。
「友達かもと表示されたので連絡しました」なんてメッセージから知り合いになって、危険なことに。。。といった事件もありますので、注意が必要です。
芸能人を偽って連絡を取ってくるなんて事もあります。判断力の弱い子供なら引っかかってしまうこと怖いですよね。
グループチャットなどでいじめの加害や被害に合うことも
友達と連絡が取りたいからスマホを買って欲しいといったように、LINEは子供同士で連絡を取り合う手段になっていることが多いです。
よくあるのがグループチャット。
このグループチャットを友達同士で作ります。その時に一定の友達を除外してしまったり、反対に除外されてしまったり、チャット内で悪口を言いあったりなどが起こります。親の見えない範囲で行われるので度が過ぎてしまうこともあります。
グループチャット自体を参加しない様に、親が認めたもの以外は禁止している家庭も多くあります。
LINEにはフィルタリングが効かない、その理由は?
親が子供にスマホを持たせる時に導入するのがペアレンタルコントロール(フィルタリング機能)です。
有害サイトをブロックしたり、利用時間を制限したり、アプリのダウンロードを制限したり、健全に利用するために必要な制限をかける機能を持っています。
実はこの機能の中でも、フィルタリング機能について、LINEの場合は効かないのです。
LINEの場合には、リンクをクリックした場合には、LINEのアプリ内でウェブサイトが開かれてしまい、フィルター機能をすり抜けてしまいます。
これは、サードパーティーと呼ばれ、LINEやYouTubeなど他のアプリで「アプリ内の機能」として、ウェブサイトが閲覧できるので、フィルター機能が働かないのです。
フィルタリング機能の抜け道とも言われています。
LINEを安全に使う為にできること
どうしたらLINEを安全に使う事ができるの?
使い方を覚えること、約束(ルール)をしっかりと作ることと、保護者ができる制限を色々とかけると良いですよ。
危険に合わないために、インターネットとの向き合い方をしっかりと教育することが大切です。そのうえで、ルールをしっかりと決めることで、より安全に使う事ができます。
親ができるLINEの制限とは?
親が子供のスマホに対してできる制限をまとめました。
- 利用時間を制限する
- 友達への追加機能をオフにする
- メッセージ受信拒否をオンにする
利用時間の制限について
アプリのコンテンツの制限はかけることができませんが、利用時間を制限することはフィルタリング機能としてできます。
LINEの利用は何時までとか、リビング内でのみ使用可能とか約束を作っておくと、その範囲内で使えるようにできます。
友達追加機能のオフ
友達を自動追加にしておくと、電話番号で相手に勝手に追加されてしまう事があります。
電話番号で相手に検索されたり、流出した個人情報で追加されたりすることで、知り合いかもしれないと表記され、連絡を取れる状態になってしまいます。
設定⇒友達⇒「友達自動追加」「友達への追加を許可」の両方をオフにするとよいです。
メッセージの受信拒否をオン
メッセージを知らない人から受け取れなくする設定です。
知らない人とは、友達追加されていない人なので、業者が勝手に電話番号で連絡をしてくるといった事がなくなります。
設定⇒プライバシー管理⇒「メッセージ受信拒否」をオンにする
LINEの中身を監視する方法とは
LINEには危険性がある事、フィルタリング機能が効かない事、対処方法があることが分かってくれたと思います。
どうしても子供のLINEを管理したい場合ってどうしたらいいの?
どうしても管理をしたい場合は、監視をする方法を選ぶしかありません。
あくまで、奥の手。
監視=LINEを見る行為
つまり、子供のプライバシーは全くなくなります。全ての情報が筒抜けの状態になってしまいますので、勝手にやってしまうと絶対にダメです。
勝手にやると親子関係に亀裂が入るので、必ず許可や条件をお互いに確認したうえで実施しましょう。
さて、その方法とは
PC版のLINEを登録する事。
- Microsoftストアで「LINE」を検索する
- パソコンにLINEをインストールする
- LINEを起動する
- ログインする
ログインの方法は
メールアドレスを登録している場合は、メールアドレス+パスワードでログインできます。
そうでない場合は、LINEの入ったスマホを使って、QRコードを読み取り、認証を行います。
これだけの手順で簡単にLINEのログインが行えます。
ログインしたら、スマホと同じメッセージを見ることができますので、監視という意味では、どんな内容のやり取りを行っているか、誰と友達になっているかまで全て見ることができます。
メッセージを読んだら既読がつきますので、子供が見る前に既読になると問題ですので注意。
まとめ
子供のスマホにLINEを入れたときに一番注意しなければならないのが、フィルタリング機能効かないという事です。安全に使う為には、危険性を理解し、対策を取ったうえで、子供が正しく利用することを促してあげるのが良いのではないでしょうか。
- LINEにはフィルタリング機能効かない
- LINEを使えるとメリットが多い
- 危険性を理解することが大切
- 対策はしっかりと行う